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2014年1月21日 (火)

乱暴だけどスマートテレビとクラウドテレビとはどういうことか

今年はクラウドテレビがいよいよ来そうな感じです。

数年前に比べると、スマートテレビはCES2014ではあまり盛り上がってる感じがしませんでした。日本ではスマートテレビとはなんぞや?のような定義論が先行しがちです。欧米の状況を見ていると、スマートテレビ(的なもの)とは要するに、Netflix、YouTube、huluがテレビで見られることと限りなくイコールだと感じています。


そしてこれは、視聴者的に言うと「モア・チャンネル」とこれまた同じことではないかと思っています。違いは、Netflix、YouTube、huluはAnytime Anywhereをもともと提供しているところです。このAnytime Anywhereは別のいい方をすると「モア・チャネル」なのだと思います。


チャンネルとチャネルは英語ではどちらもchannelで同じですが、日本では異なるニュアンスです。「チャンネル」とはテレビのチャンネル番号のことで、「チャネル」とは伝送路、あるいは視聴スタイルのことです。


「モア・チャンネル」はチャンネルがいっぱいあることで、専門多チャンネルという意味でモア。「モア・チャネル」はあるチャンネル、番組、コンテンツの視聴方法がモアなのです。


ではクラウドテレビとはどういうことなのでしょうか。

クラウドテレビとは、ライブ放送、オンデマンド、録画をクラウド上で行うことです。クラウドですからそれ自体がすでにAnytime Anywhereです。


ということは、「いつでもどこでも」を提供するという点では、スマートテレビとクラウドテレビの本質的な違いはないということです。違いはスマートテレビがNetflixやYouTubeに代表されるように、ネット側からのアプローチであるのに対して、クラウドテレビというのは放送側からのアプローチといえると思います。


要するに、少し前に公式メタと勝手メタをトンネルの両側から掘ってるだけだというエントリーを書きましたが、スマートテレビとクラウドテレビも同じではないかと思います。


もう一つの違いは、今のところ、NetflixやYouTubeには編成の概念がないか、弱いのですが、一方放送はAnytime Anywhereの概念が弱い。理由は簡単で、前者は後発であるがゆえにインターネットのお陰でAnytime Anywhereが実現できる時代に生まれたからで、後者はインターネットのはるか前からやってますから、その時代の範囲内では十分にAnytime Anywhereだったからです。


で、私が一番言いたいことは、トンネルというものは片方から掘ってはいけないということなのです。

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