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2014年1月26日 (日)

地上波のインターネット配信

1月17日の読売新聞によると、民放連の井上会長が「番組のネット同時配信を拒否しない」と発言があったようです。


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この件について民放連のサイトには、会長の定例会見の内容がいつも掲載されるのですが、ここにはこういった内容は書かれていません。

これは事実ではない記事が掲載されてということではなく、民放連として掲載するような内容、またはレベルまで議論が成熟していないという意味であると推測されます。

とは言いながら、これは相当画期的な発言であると私は思います。このブログでも書いているように、ソニーがクラウドテレビサービスをアメリカで年内に開始すると発表したり、もっとTVが月額900円(税抜き)でSVOD(Subscription Video on Demand)をスタートさせたりと、放送のネット配信が加速をしているように思います。


ネット配信とクラウドテレビとクラウドDVRはそれぞれ意味合いが異なります。この中でまずネット配信において、地上波(電波または有線)放送とのサイマル放送を行うとなると、一番のネックは権利の問題です。テレビ局は放送の権利を持っていますが(二次利用などはここでは別の話)、インターネットは放送ではないのでこのままでは問題があります。

方法は2つしかなくて、権利者側が今のままでも放送を認めるか、または場合によっては法律も含めて、これを放送と同じ扱いにするかです。類似の事例は言うまでもなくRadikoです。総務省は一定の条件を満たすものは明確に放送と同じ扱いにするように動くべきだと思います。

最近電車に乗っていると目につくのが、iPhoneでドラマを見ている人がかなり増えたと思われませんか。私の推測ですが、iPhoneユーザーの裾野が広がり、地上波番組を電車移動中でも見たい人まで浸透してきた。これは初期のiPhoneユーザーは、あまりテレビを見ない層だったのが、テレビが結構好きで、TwitterやFacebookやブログでテレビに否定的なことを発言増幅させない、「普通な人」までiPhoneが浸透してきたといえるのではないかと思います。

ここで、実際に地上波番組を移動中の電車内で見られるようにするのは案外面倒なプロセスを経ないといけません。家のDVRから動画ファイルを引っ張りだして、それをiPhoneで見られるファイル形式に変換して、そのファイルをiPhoneにコピーしなければならないのです。私は面倒なので絶対やりません。

またはガラポンTVとかエリアフリーTVとかでネット経由で見るという方法もあると思いますが、それなりの出費を伴います。

とにかく、こういった視聴ニーズがどれくらいあって、それなりにあるのであれば、その実現のためのいまの面倒なプロセスをもっと簡単にすればいいわけです。ウォークマンからiPodへのシフトは、どこがもともとのニーズで、それをもっと便利にするのは何がネックで、それをどう解決すればいいのかとをアップルはiTunesで実現させたのと同じだと思います。当時ソニーは、ウォークマンというスタイルを作り出しましたが、そこで止まってしまったのです。

今年はこうした動きが徐々に具体的になっていくのだと思います。

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